「日本学術会議 公開シンポジウム」のご案内を掲載しました

日本学術会議 公開シンポジウム

「脳とこころから見たWith/Postコロナ時代のニューノーマルの課題と展望」のご案内

 

 脳とこころ分科会、シンポジウム.Combined PDF final.compress

 

日時:令和3年6月20日(日)13:30~17:00、令和3年6月27日(日)13:30~17:00

場所:オンライン開催

 

主催:日本学術会議 臨床医学委員会脳とこころ分科会

第一部:心理学・教育学委員会脳と意識分科会、健康・医療と心理学分科会、

第二部:大規模感染症予防・制圧体制検討分科会、基礎医学委員会神経科学分科会、基礎医学委員会・臨床医学委員会合同アディクション分科会、健康・生活科学委員会・臨床医学委員会合同少子高齢社会におけるケアサイエンス分科会、

第三部:情報学委員会

共催:日本精神神経学会、日本神経学会、新学術領域「マルチスケール脳」

後 援:日本脳科学関連学会連合、日本脳外科学会、日本神経科学学会、日本神経病理学会、日本薬理学会、日本精神保健看護学会、日本教育社会学会、日本教育学会、日本神経回路学会

 

 

開催趣旨:

新型コロナウイルス感染症の拡大は、私たちの社会生活を一変させました。コロナ禍において3密の回避、ソーシャルディスタンス、リモートワークは、社会生活の基本である人と人とのコミュニケーションを阻み、孤立によるストレスの増大は、脳とこころの機能や発達、メンタルヘルスに大きな影響を及ぼし、様々な精神疾患の悪化や増加、自殺、家庭内暴力の増加が報告されております。また新型コロナウイルス感染症は、脳内血管の感染による脳梗塞や後遺症などを引き起こし、脳とこころに影響を及ぼしております。これら脳とこころの課題は、コロナ後も持続する、或いは時間をおいて顕在化する可能性があります。

現在、治療薬の開発やワクチン接種による感染予防および経済社会活動の支援が緊急課題として対策が講じられつつありますが、コロナ禍・コロナ後の時代において新たな社会生活を構築するには、脳とこころの課題への科学的根拠に基づく対策が必要不可欠です。

脳は呼吸、睡眠、体温調節などの生命活動や記憶、感情、意思などのこころの活動の司令塔として重要な器官です。脳の機能は生物・心理・社会的要因が複雑に絡みその解明は容易ではありませんが、近年の脳科学研究の進展により、コロナ禍・コロナ後に社会活動を取り戻すうえでの突破口を見出す可能性も示されています。

以上を踏まえた本シンポジウムでは、コロナ禍・コロナ後における1)メンタルヘルス・教育・保健医療現場の課題と対策および2)脳に及ぼす影響や人工知能を用いた脳科学研究という観点からその課題と対策について、関連する学問領域が知恵を結集して、新たな提案や見解を皆様にお伝えをし、意見交換することを目的としております。

 

シンポジウム案内ウェブサイト

http://www.scj.go.jp/ja/event/2021/309-s-0620-27.html

 

シンポジウムポスター

https://drive.google.com/file/d/1strRNjq8vO-7FN5vLIKrRy0Z4GX9Yq4I/view?usp=sharing

 

登録用ウェブサイト

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdtzTSLadfq-rx6CxXbmfSTMpB72KRUR-1UXpEHpLikXKVRmQ/viewform

 

 

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令和3年6月20日(日) 13:30~17:00

シンポジウム1:コロナ禍とメンタルヘルス・教育・保健医療

 

13:30 開会の挨拶と趣旨説明

山脇 成人(日本学術会議連携会員、脳とこころ分科会委員長、広島大学特任教授)

 

13:40 会長メッセージ

梶田 隆章(日本学術会議会長、東京大学卓越教授)

 

13:50 第二部部長挨拶

武田 洋幸(日本学術会議会員第二部会部長、東京大学副学長)

 

14:00 講演

演題1 子どもの育ちとマイノリティ当事者の暮らし

熊谷 晋一郎(日本学術会議連携会員、東京大学教授)

演題2 メンタルヘルスへの実態と科学的根拠に基づく対策の必要性

國井 泰人(日本学術会議特任連携会員、東北大学准教授)

演題3 学校教育につきつけられる諸課題

清水 睦美(日本教育社会学会理事、日本女子大学人間社会学部教授)

演題4 医療・福祉現場におけるメンタルヘルスの課題と対策

萱間 真美(日本学術会議連携会員、聖路加看護大学教授)

 

16:00 質疑・総合討論

指定発言者

矢島 ゆき子(NHK解説委員)

松井 三枝(日本学術会議第一部会員、金沢大学教授)

 

16:45 閉会の挨拶

尾崎 紀夫(日本学術会議会員第二部会幹事、名古屋大学教授)

 

 

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令和3年6月27日(日) 13:30~17:00

シンポジウム2:コロナ禍における脳科学と人工知能

 

13:30 開会の挨拶と趣旨説明

山脇 成人(日本学術会議連携会員、脳とこころ分科会委員長、広島大学特任教授)

 

13:40 会長メッセージ

梶田 隆章(日本学術会議会長、東京大学卓越教授)

 

13:50 第二部部長挨拶

武田 洋幸(日本学術会議会員第二部会部長、東京大学副学長)

 

14:00 講演

演題1 新型コロナ感染による中枢神経症状と病態

下畑 享良(日本神経学会理事、岐阜大学教授)

演題2 新型コロナ感染による炎症は脳をどう変えるか?

古屋敷 智之(日本学術会議連携会員、神戸大学教授)

演題3 新型コロナ感染における神経病理の重要性−現状と課題−

吉田 眞理(日本学術会議連携会員、愛知医科大学特任教授)

演題4 コロナ禍の精神不安に対処する計算神経科学

川人 光男(日本学術会議会員、ATR脳情報通信総合研究所所長)

 

16:00 質疑・総合討論

指定発言者

服部 尚(朝日新聞医療部記者)

高橋 良輔(日本学術会議会員第二部連携会員、京都大学教授)

 

16:45 閉会の挨拶

戸田 達史(日本学術会議会員、東京大学教授)

 

 

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